第2回

開発環境のセットアップ:Node.js・npm・VS Codeを整える

ReactでWebサイトを作るために必要な開発環境を整える。Node.jsのインストールからVS Codeの拡張機能まで、詰まりやすいポイントを先回りして解説。

·10分で読める
たける
たける Reactを始めるって言っても、まず何をインストールすればいいんですか?
りこ
りこ 必要なのは3つ。Node.js、VS Code、そしてターミナル。順番に入れていきましょう。

必要なものの全体像

ツール 役割
Node.js JavaScriptをブラウザ外で動かす実行環境。npm(パッケージ管理)も一緒に入る
VS Code コードエディタ。無料で高機能
ターミナル コマンドを打つ場所。Mac はターミナル.app、Windows はPowerShell

Step 1:Node.jsをインストールする

Node.jsの公式サイト(nodejs.org)からインストーラーをダウンロードする。

バージョンの選び方:「LTS」(Long Term Support)と書かれたほうを選ぶ。最新版は安定性が保証されていないことがあるので、学習用途ではLTS一択。

インストール後、ターミナルを開いてバージョンを確認する。

node -v
# v22.x.x のような表示が出れば成功

npm -v
# 10.x.x のような表示が出れば成功
たける
たける 「command not found」ってエラーが出ました。
りこ
りこ インストール後にターミナルを再起動した? PATHが反映されていないことが多い。一度閉じてもう一度開いてみて。
たける
たける あ、出ました! ターミナルを開きっぱなしにしてました。

よくある詰まりポイント

「command not found」が出る場合

  • ターミナルを再起動していない → 一度閉じて開き直す
  • インストールが途中で失敗している → インストーラーをもう一度実行する

Mac で Permission denied が出る場合

  • sudo を先につけて実行する(sudo node -v
  • ただし、通常のインストールでは sudo は不要なはず。繰り返し必要な場合は環境に問題がある

Windows で PowerShell が「スクリプトの実行が無効」と言う場合

  • PowerShell を「管理者として実行」で開き直す
  • または Windows Terminal を使う

Step 2:VS Codeをインストールする

VS Codeの公式サイト(code.visualstudio.com)からインストーラーをダウンロードしてインストールする。

おすすめ拡張機能

VS Codeを開いたら、左側のブロックアイコン(拡張機能)から以下をインストールする。

拡張機能 役割
ESLint コードの問題を自動検出。保存のたびに警告を出してくれる
Prettier コードのフォーマットを自動整形。インデントやクォートのスタイルを統一
ES7+ React/Redux/React-Native snippets よく使うコードのショートカットが使えるようになる
たける
たける 拡張機能って全部入れたほうがいいですか? なんかいっぱいありますよね。
りこ
りこ 最初は上の3つだけでいい。入れすぎると起動が遅くなるし、競合することもある。必要になったら追加していく。

VS Code の便利な設定

VS Code の設定(Cmd + , / Ctrl + ,)を開いて、以下を確認しておく。

  • 「Editor: Format On Save」を ON にする:ファイルを保存するたびにPrettierが自動整形する。チームで書き方を統一するのに欠かせない

Step 3:ターミナルの基本操作

コマンドラインに慣れていない場合、最低限これだけ覚えておく。

# 現在いるフォルダのパスを表示
pwd

# フォルダの中身を一覧表示
ls         # Mac / Linux
dir        # Windows

# フォルダを移動
cd フォルダ名
cd ..      # 一つ上のフォルダへ

# フォルダを作成
mkdir フォルダ名
たける
たける ターミナルって怖いイメージがあって……なんか壊れそうで。
りこ
りこ 普通の操作では壊れない。恐れているのは `rm -rf /` みたいなコマンドで、今日使うのはそういうものじゃない。何をするコマンドか確認してから実行する習慣をつければ大丈夫。

環境確認チェックリスト

次の第3回(プロジェクト作成)に進む前に確認しておく。

# これが全部通れば準備完了
node -v    # v22以上が表示される
npm -v     # v10以上が表示される
  • node -v でバージョンが表示される
  • npm -v でバージョンが表示される
  • VS Code がインストールされている
  • ESLint・Prettier の拡張機能が入っている
  • 「Format On Save」が ON になっている

まとめ

  • Node.js:Reactのビルドツールを動かすために必要。npmも一緒に入る
  • npm:パッケージ(ライブラリ)を管理するツール。npm install でReactをプロジェクトに追加できる
  • VS Code:拡張機能でReactの開発体験が格段に上がる
  • ターミナルは怖くない。何をするコマンドかを確認してから実行する

次の第3回では、実際にReactプロジェクトを作成する。コマンド1本で雛形が生成され、ブラウザに最初の画面が表示されるところまでやる。