第2回
開発環境のセットアップ:Node.js・npm・VS Codeを整える
ReactでWebサイトを作るために必要な開発環境を整える。Node.jsのインストールからVS Codeの拡張機能まで、詰まりやすいポイントを先回りして解説。
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たける
Reactを始めるって言っても、まず何をインストールすればいいんですか?
りこ
必要なのは3つ。Node.js、VS Code、そしてターミナル。順番に入れていきましょう。
必要なものの全体像
| ツール | 役割 |
|---|---|
| Node.js | JavaScriptをブラウザ外で動かす実行環境。npm(パッケージ管理)も一緒に入る |
| VS Code | コードエディタ。無料で高機能 |
| ターミナル | コマンドを打つ場所。Mac はターミナル.app、Windows はPowerShell |
Step 1:Node.jsをインストールする
Node.jsの公式サイト(nodejs.org)からインストーラーをダウンロードする。
バージョンの選び方:「LTS」(Long Term Support)と書かれたほうを選ぶ。最新版は安定性が保証されていないことがあるので、学習用途ではLTS一択。
インストール後、ターミナルを開いてバージョンを確認する。
node -v
# v22.x.x のような表示が出れば成功
npm -v
# 10.x.x のような表示が出れば成功
たける
「command not found」ってエラーが出ました。
りこ
インストール後にターミナルを再起動した? PATHが反映されていないことが多い。一度閉じてもう一度開いてみて。
たける
あ、出ました! ターミナルを開きっぱなしにしてました。
よくある詰まりポイント
「command not found」が出る場合
- ターミナルを再起動していない → 一度閉じて開き直す
- インストールが途中で失敗している → インストーラーをもう一度実行する
Mac で Permission denied が出る場合
sudoを先につけて実行する(sudo node -v)- ただし、通常のインストールでは
sudoは不要なはず。繰り返し必要な場合は環境に問題がある
Windows で PowerShell が「スクリプトの実行が無効」と言う場合
- PowerShell を「管理者として実行」で開き直す
- または Windows Terminal を使う
Step 2:VS Codeをインストールする
VS Codeの公式サイト(code.visualstudio.com)からインストーラーをダウンロードしてインストールする。
おすすめ拡張機能
VS Codeを開いたら、左側のブロックアイコン(拡張機能)から以下をインストールする。
| 拡張機能 | 役割 |
|---|---|
| ESLint | コードの問題を自動検出。保存のたびに警告を出してくれる |
| Prettier | コードのフォーマットを自動整形。インデントやクォートのスタイルを統一 |
| ES7+ React/Redux/React-Native snippets | よく使うコードのショートカットが使えるようになる |
たける
拡張機能って全部入れたほうがいいですか? なんかいっぱいありますよね。
りこ
最初は上の3つだけでいい。入れすぎると起動が遅くなるし、競合することもある。必要になったら追加していく。
VS Code の便利な設定
VS Code の設定(Cmd + , / Ctrl + ,)を開いて、以下を確認しておく。
- 「Editor: Format On Save」を ON にする:ファイルを保存するたびにPrettierが自動整形する。チームで書き方を統一するのに欠かせない
Step 3:ターミナルの基本操作
コマンドラインに慣れていない場合、最低限これだけ覚えておく。
# 現在いるフォルダのパスを表示
pwd
# フォルダの中身を一覧表示
ls # Mac / Linux
dir # Windows
# フォルダを移動
cd フォルダ名
cd .. # 一つ上のフォルダへ
# フォルダを作成
mkdir フォルダ名
たける
ターミナルって怖いイメージがあって……なんか壊れそうで。
りこ
普通の操作では壊れない。恐れているのは `rm -rf /` みたいなコマンドで、今日使うのはそういうものじゃない。何をするコマンドか確認してから実行する習慣をつければ大丈夫。
環境確認チェックリスト
次の第3回(プロジェクト作成)に進む前に確認しておく。
# これが全部通れば準備完了
node -v # v22以上が表示される
npm -v # v10以上が表示される-
node -vでバージョンが表示される -
npm -vでバージョンが表示される - VS Code がインストールされている
- ESLint・Prettier の拡張機能が入っている
- 「Format On Save」が ON になっている
まとめ
- Node.js:Reactのビルドツールを動かすために必要。npmも一緒に入る
- npm:パッケージ(ライブラリ)を管理するツール。
npm installでReactをプロジェクトに追加できる - VS Code:拡張機能でReactの開発体験が格段に上がる
- ターミナルは怖くない。何をするコマンドかを確認してから実行する
次の第3回では、実際にReactプロジェクトを作成する。コマンド1本で雛形が生成され、ブラウザに最初の画面が表示されるところまでやる。